わたしはママに愛されているから
今日。わたしはママに嘘をつきました。
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2021年1月24日
魔法使いと携帯電話
あの大学に入学できるのはエリートばかりだといわれる。だが実際にはそのほとんどが入学後もさらに続く競争に敗れ自身の凡庸さに失望し理想と現実との間にある落とし所を探ることに卒業までの時間を費やすことになる。
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2021年1月13日
拾われなかった小さな仔猫
十代だった当時のわたしは生まれ育った土地から逃げてきたばかりでお金も仕事も住所も持たず何の価値もない小娘でしかなかった。だがあのひとはそんなわたしをびっくりするほど高い価格で買った。
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2020年12月19日
音なく登る泉
わたしは何も自分で選べない。誰かに代わりに決めてもらわなければ何も選べない。
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2020年11月29日
プリズムの家
私の家は様々なひとを招き入れる場所だ。だから家具や調度品は誰の目にも好ましく映るものだけが並んでいる。たとえ私が良いと思ったものでも、好き嫌いが分かれそうなものであれば、家の中からひとりでに消えてしまうのだった。
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2020年11月18日
宇宙と連れ添って
「もちものぜんぶを一度に見せてしまえば君はもう僕に興味をなくしてしまうかもしれない。そうなることが怖いから、今日はここまで、続きはまた明日」
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2020年10月22日
泥とチョコレート
あたしは泥を食べたことがある。小学生の頃に「これはチョコレートだよ」とクラスメートから渡された泥の塊を本物だと信じて口に運んだのだ。
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2020年10月7日
死ぬことのない恋
わたしたちは一緒に過ごすことがいちばん自然なのに離れようなんて考える意味が分からなかった。
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2020年8月20日
あした世界が沈むとしても
用意された道を不満なく歩けるのが私という人物だと思っていた。けれどそれは間違いだったかもしれない。
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2020年7月29日
祈る思いの強いほど
彼女の写真はまるで魔法のようだ。単に被写体の在りようだけではなく、シャッターを切る瞬間の、彼女自身の心の動きまでもをフィルムに焼きつける。
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2020年7月2日
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