ゼロ歳記10.夜中に起きるのはしんどい

 生後二ヶ月すこし過ぎた頃に夜間授乳をやめた。

 それまでは夜中に少なくとも一度ずつは起こしてミルクを飲ませており、これが僕や妻にとってもなかなか大変だったのだが、ここにきて本人が夜中にまったく起きてくれなくなった。
 
 起こせなければ授乳の回数が減るので、はじめのうちはなんとか起こして飲ませていたのだけど、それも日に日に難しくなり、声をかけようと、抱き上げようと、部屋を明るくしようとも起きない……。まさか寝かしつけより起こすことに苦労しようとは。
 
 知人の先輩ママ・パパにも相談してみたところ、「授乳回数が減っても日中のミルク量を増やしてトータルの量が減らなければ大丈夫」ということだったので、このタイミングで夜間授乳を卒業して、朝までまとめて寝てもらうスタイルに変更。

 おかげで僕と妻も四時間半~六時間ぐらいはまとめて眠れるようになった。大人の生活リズムにも余裕が幾分か戻ってきた。
 
 手の使い方はさらに上達して玩具を持てるようになった。妻が妊娠中に作っていた玩具も握ってくれた。とはいえ本人にとっての問題は握ったあと。「手をパーにすれば握ったものを離せる」ということをまだ理解していなかったために、「手に何かくっついて邪魔!」といった様子で、玩具を握りしめたまま泣いたりなんかしていた。可愛い。

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