辺川 銀

掌編小説

海辺と魔女の夜

決して叶わないことを強く望むのはすごく怖いじゃないか。望みをどんなに強くしたって叶わないのであれば、自分で火種から大きくした炎に、焼き尽くされるだけだ。
ぺんかわ日記

マリオ・カービィと「勝ち組・負け組」の話

先日Twitterで「人生は配られたカードで勝負するしかない。とはいえ配られたカードがロイヤルストレートフラッシュみたいな人を見るとやっぱり嫉妬するよね」という旨のツイートを目にした。
ぺんかわ日記

【あなたのショートショート】値付けは難しいけれど

ものに値段を付けるというのは難しいですね。
今日の猫川さん

12月20日:BASEでキャンドルが買えるよ

BASEでのキャンドル販売始めました。
掌編小説

フクロウと仲良くなる方法

恋人とはもう三ヶ月ぐらい顔を合わせていない。最後にメッセージのやり取りをしたのだって一週間は前だ。「それって付き合ってるっていう?」と知人は顔をしかめた。
掌編小説

娘が死にたいと言った日

わたしの娘は良い子だ。美しくて賢く、笑顔が眩しくて、そして何より心が優しい子だ。その娘が、死にたいと言った。
掌編小説

わたしを飲みこむ理想郷

高校生の頃。金魚鉢で神さまを育てるのが流行った。育て方はとても簡単だ。金魚鉢の中に、ホームセンターなどで売られていた「神さまの種」を入れて、あとは毎日ほんの数滴ずつ、自分の血液を垂らしてやるだけだ。
今日の猫川さん

12月7日:今年の漢字

12月なので「今年の漢字」を、自己評価とパートナー視点で、それぞれひとつずつ挙げてみよう、というのをやった。
掌編小説

恋するスーパーヒーロー

ボクは正義の味方だ。そして恋をしている。好きな人に嫌われたり、拒否されたり、不審がられることが、ビルを蹴散らす大怪獣よりずっと怖いのだ。
掌編小説

あなたの眼だけが写す価値

あらゆる被写体を無価値に見せることが彼の作品の大きな特徴だった。燦然と輝く百万ドルの夜景も腐った犬小屋も、サンゴ礁の海も工場排水で汚れたドブ川も、何十億人に救いを届ける神様の彫像もこのちっぽけなおれも、彼が撮る作品の中では平等に無価値だった。
今日の猫川さん

12月2日:ぼくは勉強ができない

妻は「できないこと」を練習して「できるように」するのがとても得意なのだなといつも思う。
掌編小説

機械の星の096

機械たちはお互いのことを番号で呼び合います。この番号は個体ごとの性能の高さを示すものでもあります。例えばそこの096という機械は、095という機械よりも少し優れており、097という機械よりは僅かに劣っています。
今日の猫川さん

11月29日:まだあなたを知らない

ヒトはどうして自分のことを理解されたがるんだろうか?と考えることがあった。
掌編小説

教えて。教えて。魚

私の気持ちを知ろうともしないで、病気だなんて勝手に結論づけて、薬を飲めだなんて、あまりに酷いじゃないか。
今日の猫川さん

11月22日:いい夫婦の日だって

Twitterを見ていたら「今日はいい夫婦の日」だということを思い出したのでちょっと良いケーキとお酒を買った。