辺川 銀

ねこぺん家族

ゼロ歳記39.メリークリスマス

十二月下旬。三人家族になって初めてのクリスマス。
未分類

ゼロ歳記38.ワインと断乳

十二月中旬。娘は母乳を卒業。僕と妻は妊娠が分かった時からやめていたお酒を十七ヶ月ぶりに飲んだ。
掌編小説

車輪よ空へ、翼よ町へ

どうしてこんなつまらない田舎に生まれちゃったかなあ。どうしてあんな両親のもとに生まれちゃったかなあ。そんなふうに思ったことは一度や二度じゃない。
ねこぺん家族

ゼロ歳記37.開店直後のモーニング

十二月初旬。娘は手を床につかずに座れるようになった。座ったまま両手でものを持てるようになった。
ねこぺん家族

ゼロ歳記36.アイアムカワイイ

十二月になり娘は生後八ヶ月を迎えた。この時期の赤ちゃんは大人の話す言葉の意味をある程度理解しているそう。
ねこぺん家族

ゼロ歳記35.10年前のあなたとわたし

「十年前の自分に『十年後には結婚していて子どもも居るよ』って言ったら信じると思う?」と妻から質問された。
ねこぺん家族

ゼロ歳記34.あなたに何をあげられるだろう

十一月中旬のある朝。起きた娘をベビーベッドから降ろすとハイハイできるようになっていた。
ねこぺん家族

ゼロ歳記33.彼女の名前は妻でも母でもなく

十一月初旬。妻はデザインフェスタにキャンドルを出展した。
ねこぺん家族

ゼロ歳記32.泣かずとも

十一月になった。娘は基本的にまとめて寝てくれるのだけど一週間に一度ぐらいは変な時間に起きる。
掌編小説

歯車の音

私の半生は概ねそんな調子だ。多くの出来事が私自身の納得を置き去りにしたまま過ぎてきたのだった。
ねこぺん家族

ゼロ歳記31.パーカーの紐

十月末。娘はできることが日に日に増えていく。
ねこぺん家族

ゼロ歳記30.イッツアスモールワールド

十月。家族三人でディズニーランドに出かけた。
ねこぺん家族

ゼロ歳記29.カエル、あるいは海を駆けるイルカ

十月中旬。娘がずり這いを習得する。だがしかし事前に想像していたものと何かが違う。
未分類

ゼロ歳記28:もう少し先のことだろうけれど

十月初旬。娘が「アーア、アーア」と喃語らしきものを喋るようになる。
ねこぺん家族

ゼロ歳記27:生後半年

九月が終わり十月になり娘は生後半年を迎えた。
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