2018.07.02 トップページ改金魚の帰り道 神さまに愛されたひとは死んだあと神さまのもとに行くことができます。それは神さまが人間によって作り出されたからです。ところがわたしたち金魚は神さまではなく人間たちが品種改良によって作った魚です。ですから飼い主の人間に愛された金魚は死んでから何年か経つとオバケになりその人間のもとに行くことができるのです。(クリックで全文を読む)2024年4月19日トップページ改金魚鉢の外へ 数年あるいは数ヶ月ほどで終わりを迎える愛と、最期のときまで添い遂げるような愛と、普通の愛は果たしてどちらだろう、両者の数をくらべたときにたくさんあるのは果たしてどちらだろう。(クリックで全文を読む)2024年4月18日トップページ改おそまつさまのわたし さきほど街で出会ったばかりの名前も知らない若い男の子はベッドの上で裸になったわたしの身体をおそるおそる触った。きっと実際におそれているのだろう。(クリックで全文を読む)2024年1月10日トップページ改昨日のおれを描く おれは面白い映画を観れば面白かったと言ったし酷い映画を見たら酷かった言った。だが従兄はすこし違った。どんなに酷い映画であっても従兄はその作品の良かったところについて話をした。(クリックで全文を読む)2022年6月12日トップページ改たのしいお料理教室カレー編 わたしは愚かだろうか。幸せな恋を知っているひとの目にはきっと愚かに映ることだろう。(クリックで全文を読む)2022年5月20日トップページ改雨留める 「この子がこんなに泣きやまないのはわたしがちゃんと愛せてないからかな?」(クリックで全文を読む)2022年1月25日トップページ改それは硬くてひんやりとしていた 私は過去に一度も恋をしたことがなく他者から恋心を向けられることも苦手だ。だが空飛ぶ鳥を見て劣等感を抱く人間があまりいないのと同じで私も自分が恋愛できないことについて特に引け目を感じる事はない。(クリックで全文を読む)2021年12月30日トップページ改だからずうっとふたりで暮らすと思う ママは泣き虫だった。わたしが万引をして捕まったときも、不登校になって担任が家に尋ねてきたときも、ママはいつだって「私が悪いんです」といってわたしの顔を見ることなく泣いた。(クリックで全文を読む)2021年5月28日トップページ改車輪よ空へ、翼よ町へ どうしてこんなつまらない田舎に生まれちゃったかなあ。どうしてあんな両親のもとに生まれちゃったかなあ。そんなふうに思ったことは一度や二度じゃない。(クリックで全文を読む)2021年4月27日トップページ改歯車の音 私の半生は概ねそんな調子だ。多くの出来事が私自身の納得を置き去りにしたまま過ぎてきたのだった。(クリックで全文を読む)2021年4月11日 金魚の帰り道 金魚鉢の外へ おそまつさまのわたし 9/4~9/10:疾くはしれるからだがほしい 8/28~9/3:疲れちゃったらたくさん食べてたくさん笑って 8/21~8/27:ひこうき大好き 8/14~8/20:赤ちゃんが気になる 8/7~8/13:野球大成功 7/31~8/6:花火とぽんちゃらりん 7/24~7/30:人気爺さんアンケートを取りたい