フグを食べてみたくて

何日か前のツイートを焼き直したような文章になるのだけど。

大人になってから仕事とか就活とかでヒトと知り合うと例えば「この場ではこの数値とこの数値が優れているヒトが優れているとみなされるから、自分も数値的に優れているヒトだと思われなければいけない」みたいな意識が働きやすいので、ひとつのものさしの上で、この人スゴイなあ、スゴくないなあと、順番をつけて並べちゃいがちだけれど。

でも「こういうヒトだと思われなければいけない」っていうのを取っ払った状態で話を聞いてみると、みんな10余年とか20年とか30年とか生きている中でそれぞれ違ったモノを見ていて、違ったことを考えて生きてきたんだなというのがすごい面白い。はじめてのヒトを掘り下げて出てくるものはどれも新鮮ではじめて見るものなので、きちんと掘り下げてぜんぜんツマンナイひとって見かけたことがない。

だからモノサシとか体重計とか預金口座とか今ある計器で数値が大きくなるヒトを探していくよりかも、なんか偶然出会っちゃった目の前のヒトと一緒に、そのヒトがいちばん大きい数字出せる計器は何かなって探していくほうが自分は楽しく思う。

そりゃあ大きい意味での世の中というのはまだ、そんなに何でも受け入れられるほど成熟してはいないかもしれないけど。でも現状世の中の側にあなたの価値を乗りこなす器量がないからと言って、あなた自信の価値がなくなるってことは決してないと思う。

変な喩えだけどフグみたいなヒトがいっぱいいるわけですよ。僕はフグの毒を抜いて料理するとかできないんだけれど、だからといってフグが高級で美味しい魚だってことにかわりないわけで。

ってのを、何人かにお話書かせていただいて思う次第です。はい。

そういればフグってちゃんと食べたことないな誰かごちそうして。

「辺川があなたのお話を聞いて小説を書きますよ」という試みをやっています。
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