7月7日:新婦は地獄のトレーニングを経て戦いのリングへ


今日は妻とふたりで友人の結婚式に出席した。

妻の高校時代の後輩で僕らの家にも何度か遊びに来たことのある女の子が新婦だった。新婦側の出席者は学生時代や職場の繋がりで来ているひとが多く僕にとっての顔見知りは自分たちが挙式した時に来てくれた何人かを除いてほとんどいなかったのだけれど、妻が学生時代の仲間たちと旧交を温めている様子を遠巻きに見るのは結構おもしろかった。当然ながら僕と関わる前の時間が妻にもあったのだ。

新婦は徹頭徹尾エンターテイナーだった。披露宴のオープニングムービーでここ2ヶ月ほどのダイエット記録をロッキーのテーマと共に流してみたりだとか、ウェディングドレスを振り乱してドラムを叩きまくるひとというのはなかなか居ないと思う。とにかく笑いが絶えない時間で、良い意味での「身内の笑い」がたくさん盛り込まれていたように感じる。いわゆる「身内の笑い」というやつは「笑わす側」と「笑う側」の信頼関係の証だ。だから笑いが起こるたびに新郎新婦がみんなに好かれて祝われているんだなということがとても良く分かった。明るい楽しい素敵な式だった。挙式中には自分の式でも泣くことのなかった妻がちょっと泣いていた。

妻とふたりでひとの結婚式に出るのはこれが3度めだ。新郎新婦が「自分たちはこんな夫婦になります」と語ってくれるたびに、さて自分たちはどういう夫婦かな、祝われた日に感じたことを忘れていないかな、と、ちょっと振り返る。基本的には良い夫婦で在れている気はするけど、「あー細いところでちょっと雑というか、まぁいっか、ってなっちゃってるところも少しばかりはあるなぁ」みたいに思ったりとかもする。

なにはともあれおめでたい。
新郎新婦は末永く仲良しな夫婦でいてくださいね。

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