特別編26.命はいつから始まるのでしょう

クリスマスも大晦日もあっという間に走り去り年が明けた。

元旦には妻とふたりで僕の実家にすこし顔を出し新年の挨拶をした。同じタイミングで弟一家も来ていたので去年の六月に生まれた甥の顔も見られた。甥と妻とはこの日が初対面。「君にイトコができるよ。仲良くしてあげてね」と言いながら抱き上げて妻の前に持っていってあげるとお腹に触ってくれた。

別の日には栃木に行き妻の実家にも挨拶した。こちらでは妻のイトコ夫婦とその一歳の子どもにも再会した。前回会った時はずいぶんむっちりとしていたけど、動き回るようになったのか少しスリムになり、“ベビー”から“キッズ”への過渡期といった感じ。お年玉を渡すと照れくさそうに笑いながらお辞儀をしてくれた。

赤ちゃんは順調に力強さを増す。できることはどんどん増えているし外の様子も日に日にはっきり分かるようになっているのだという。命というのは生まれた時からはじまるのだと以前は当たり前のように思っていたのだけどそうではないらしい。妻のお腹に触っているとそこでもぞもぞ動いている赤ちゃんはもう完全に命を持って生きているものだと感じる。

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