8年前、助けになれない無力感に苛まれたあなたへ

先月末にネット回線の契約を見直したらキャッシュバックとしてアマゾンギフトを貰ったんだけど、それを妻に譲ったら数日後に届いたダンボールの中には防災グッズが幾つか入っていました「もしも災害があったら自分はすごく焦ると思うので事前にきちんと備えをしておきたい」とのこと。

8年前の世の中は本当に騒然としていてリアルでもネットでも色々な声が飛び交っていたのだけど、個人的に印象的だったのが何人かの家族や友人のあいだから聞こえてきた「自分にできることが何もなくて苦しい」という台詞でした。

そんな台詞に対して当時の自分が返した言葉もちゃんと覚えています。「確かにあなたが今すぐにできることは少ないかもしれない。でもこれから先復興を進めていく中であなたや僕でも役立てる時はきっとやってくる。その時が来るまで今持っている『役に立ちたい』という気持ちを保ち続けよう。それが現時点での僕らにできる最善だと思う」それから8年経った現在。現地は依然として立ち直りきれておらず、一方で僕らができることは当時より確実に多くなっているはず。

日本人のうち4人に1人は生きているうちに何らかの自然災害に遭遇するといいます。家族や友だちも含めれば無関係なまま一生終えることはたぶん難しい。昨年夏には西日本豪雨があり僕の祖母が住んでいる広島県呉市も被害を受けました。あの時の僕も何かしたいと思って、現地の様子をブログに書いたりしていたんだけれど、周囲から掛けてもらった「支援したよ」という声に救われたこともはっきり思い出せます。

 

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