2023年4月最後の週。前週の末から職場復帰した妻は引き続き仕事に行く。平日は子どもたちも保育園に行く。僕は家にひとりで残って仕事をする。妻が最初の産休に入ってからというものずっと家族の誰かしらと一緒に過ごしていたので家にひとりになるのはやはり少し寂しい。とはいえ仕事ははかどる。横槍の入らない環境であると同時に「子どもたちを保育園に迎えに行くまでには仕事を終わらせたい」という気持ちがちょうど良い具合に集中力を高める。終わらなかった場合は子どもたちが寝たあとに「残業」するのだけどそうなることは現在のところあまり多くない。夜もしっかり眠る時間を取れる。3年間常に寝不足だったので身体が楽になりつつあると感じる。とはいえ過去3年は「眠気が限界に達するまで仕事してから3時間だけ眠る」みたいな生活だったので余力を残して床につくことにか身体がまだ慣れない。生活リズムを整えるためのペースメーカーとして眠る前にだけ軽い薬を飲む。
「生活はできそう?それはまだ」と学生時代から好んで聞いていたSyrup16gの「生活」の歌詞がときどき脳裏をよぎる。お金は今のところ安定して稼げているが数年先にどうなってるかを見通すことは個人事業主なので難しく「生活はできそう?」の問に対して自信を持ってYESと答えられる日は依然おとずれない。これはなんかずっとこういう感じなのかもしれない。結婚しても子どもがいて仕事もなんとかなっていてもこれも同じ曲からの引用になってしまうが「心なんて一生不安さ」なのかもしれない。見通せないし自信もない中で「なんとかなるかわからんがなんとかするのだ」と覚悟してやっていくしかない。とはいえまあ結婚に際して誓った愛とはこういうものなのだ。「未来なんかずっと不確かですよ」という事実を理解したそのうえで「誓います」とやるのだ。ああ今日は久しぶりのお酒を飲んでから書いているからか普段と様子が違う。
娘(3歳1ヶ月になった)は保育園生活にかなり慣れてきた。帰宅してママが家にいないことについても「仕事に行っているんだよ」といえば「何か理由があっていないんだな」ぐらいの理解はしてくれているように思う。けれど息子(1歳5ヶ月)はまだ説明しても飲み込めない部分の方が多く妻が職場復帰して以降3度めの出勤ぐらいまではもともとママっ子気味ということもあり結構混乱した様子だった。とはいえ週末ぐらいには「待ってればちゃんと帰ってくる」ものだと理解してくれたように思う。