妻が香料を含んだキャンドルを毎日作るからこのところ家の中が良い匂いになった。彼女がキャンドル作りを始めてからまだ10ヶ月も経っていないのだけどあっというまにアーティストの資格というものを取得してしまい最近は教室を開くための勉強をしているみたい。間近で見ていても学ぶ力がものすごいので見習わなければいけないなァと思うし、出来上がったものを見せてくれる時の様子が楽しそうなのでそれがすごく良い。
自分はふだん言葉を使ってモノを作っているので「言葉に出来ない○○」みたいなフレーズを見るといやいやそういうモノを言葉で表してこそのモノカキだろうと、何かに挑戦するような気持ちも持ってしまうのだけれど、一方で「言葉にしなくても綺麗なもの」とか「説明しなくても可愛いもの」とかを見ると、挑戦するにしても謙虚な気持ちでやらなきゃいけないなと思う。ヒトは気持ちを伝えるために言葉を作ったけど言葉がなければ何も伝えられないようになってしまったら逆にすごく不便だ。
キャンドルの火も綺麗で飽きずにずっと見ていられる。ちょっとうらやましい。
