ここで触れたことはなかったけど自分は野球ファンです。
アメリカの球団ではニューヨークヤンキース。
日本では広島カープをそれぞれ応援しています。
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10/29
広島のマツダスタジアムで日本シリーズ最後の試合を見ました。
結果、カープは負けてしまったけど、
敗色濃厚の中で最後の打席に向かった菊池選手にはこの日いちばんの大歓声が向けられていました。
勝負が決した後、
日本一の監督としてインタビューを受けた日本ハムの栗山監督に向けて、
球場に詰めかけた多くのカープファンが拍手を送っていて、
おめでとう、と声に出していたのが印象的でした。
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何かの勝負事に負けてしまった時。
僕らは、ああすれば勝てたとか、運が悪かったとか、
或いは相手がズルをしたとか、そういう負け惜しみをついつい言ってしまう。
だけど力の限りを尽くして、それで負けたのなら、
その時はもう勝った相手を称えることしか出来ないものなのだなと、
あの日、球場のスタンドに居て思った。
それは強がりとか、格好つけだとか、そういうものではなくて、
最後の最後まで必死に戦った自分たちに誇りがあるからこそ。
勝負に負け、それでも、最後まで誇りを持った敗者として在るには、
そりゃあもう負け惜しみなんか言えるわけもなく、
勝った相手におめでとうを言うだけしかない。
他に出来ることなんか何もないんだなと。
だから最後に、勝った相手に拍手を送れる広島のファンを格好いいなと思った。
今年のカープを応援できてよかった。
来年もまた野球を見に行こう。