昼近くまで眠るつもりでいたのだけどくじを過ぎた頃に寒さで目を覚ました。寒いのは台風で気温が下がっていたせいもあるのだけどそればかりではなく寝入る時には被っていたはずの掛け布団がなくなっていたからで、横を見てみると案の定、妻が布団を独り占めしていた。入れてもらおうと布団の端を引っ張ってみたのだけれど、布団はさながらミノムシのミノみたいに妻の身体にガッチリ巻き付いていたのでなかなか入り込めない。仕方がないのでしばらくそのま妻の様子を観察していると、突然ケラケラ笑いだしたり、激しく動き出して布団とプロレスを始めたりなんかしていた。蹴り上げられた布団は僕と妻の間ぐらいに落ちてきたので今なら包まって二度寝も出来るなと思いはしたのだけど、なんだかもうすっかり目が冴えてしまったので二度寝は諦めて起きることにした。それらのことを起床後の妻に伝えてみたのだけど例のごとくなにも覚えていないとのこと。
もう秋ですね。