あっけなく死ぬかもしれない。でも生き方によっては、砂に潜ったり、他の生き物の身体にくっついたり、身体の色を変えたり、毒を持ったり、あるいは陸に上がったりして生き延びるかもしれない。
原始の生物は海で生まれたけど、進化の過程で最初に陸に上がった魚は、きっと泳ぎが苦手だったと思う。原始人の中でも体力がなく狩りが苦手だった者が壁に絵を描いて文化を後世に残した。三重苦を持って生まれたヘレンケラーは障害者に対する社会の意識をすごく大きく変えた。
「周りのみんなが当たり前にやっている何かが上手く出来ない個体」は、見方によっては「種や社会を次の段階に進化させるポテンシャルを持っている個体」なのではないか、と個人的には思うよ。
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