3月22日:最近のあなたの暮らしはどう

きのうの夜に妻が作った新作のキャンドルが僕から見てもすごく可愛い。

お客さんが選んだ好きな色の星を目の前で瓶詰めのキャンドルにしてくれるよ。24日のイベントでさっそく販売するそう。来てくださる方はどうぞお楽しみに。

身体の痛みはまだけっこう強いようで、ここ数日、特に痛みが強い時には「手術であんなに痛い思いをしたのに」「どうしてこんな目に遭わなきゃいけないんだ」「なんで自分ばかり」と弱音も口にする。

僕は妻と出会ってからそろそろ5年が経つけど、手術をしたのはそれより前なので、病気や手術がもたらす痛みや怖さに耐えてきた妻をリアルタイムで見ていたわけではない。すごく頑張ってそれを乗り越えてきたという事実を知っていただけ。それを凄いことだと漠然と思っていただけ。

けれど今の妻を見ていると、妻はやっぱり僕が知っている通りの、普通の感覚を持った女の子だ。どちらかといえば臆病な方でさえある。過去に痛みや怖さを乗り越えてきたからといって超人になったわけでも聖人になったわけでもない。痛いもんは普通に痛いし怖い。弱音も吐く。荒れもする。不安を前に平静でいられるわけでもない。みんなと同じように。

一方でキャンドルを作ったりテレビを見て笑ったり軽口を叩いたりしているときの妻は普段と全然かわらず楽しそうに見える。今週末のイベントも楽しみにしている。Instagramで可愛い猫の動画を探してくる。比較的ちょうしが良い時には洗濯物も干すし、無理してやらなくて良いよと僕がいうと「病人扱いしないで」とも言う。楽しいことが出来る時にはいつも通りに楽しんでいるように見える。

僕としてはもちろん心配ではある。でも妻のそういう姿を見ていると、心配しすぎるのもきっとよろしくないんだろうなと思う。身体の調子が良くないからって身体の話ばかりになるのはきっと寂しいことだ。

もちろん妻が、辛い時に辛い、助けて欲しい時に助けてと遠慮なく言えることが前提ではあるけど、普通にしている時はあんまり過剰に心配しすぎないようにしなきゃなと思った。

楽しいことはたくさんある。週末のイベントもそうだし、そろそろ野球が開幕するのでふたりで観に行く。友人たちを呼んでお花見もする。夏には広島に旅行に行く予定だし、僕の仕事次第だけど年内には引っ越しもできれば良いと思う。妻が好きな海鮮丼屋さんのポイントカードも貯まっている。

妻の痛みを減らす上で、僕ができることはあんまり多くない。でも楽しいことを増やすことはきっとできるので、そういう役割を強く持っていければと思う。

さっき病院から妻に電話があった。
今もらっている薬は2週間ぐらい飲み続けると効果が出てくるらしい。
少しでも楽になってくれますように。

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詳細はa.nekogawa@gmail、または僕か妻のSNSまでお気軽にお尋ねください。

【次回の出展予定】
■3/24 東京スクエアガーデン
妻がキャンドルを売ります。僕もいちおう居ます。
今ネット上でやっているオーダーメイドキャンドルの受付をここでもやるそうなので、気になっているという方はぜひ実物を見に遊びに来てくださいな。

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