適度に弾力のある壊れにくい壁でいたい

海外ぐらしをしている友人から久しぶりに連絡がきた。文字でのやり取りですこし会話をした。SNS上での会話はしばしばあるのだけど最後に直接顔を合わせたのはもう3年か4年ぐらい前になるだろうか。最近の暮らしや悩んでいることや起こっていることについて話をしてくれた。

「ひとの話を聞くのは苦ではない?」ということを会話の中で訊かれた。似たようなことを訊かれることは結構多くある。特に「あなたのショートショート」をやりはじめてからはいっそう多くなった。この頃はもう慣れてきたのだけれど、以前はそういう質問を向けられること自体をすこし不思議に感じていた。

自分はひとの悩みだとか、どういうふうに生きてきたのだとか、何を考えているだとか、色々な話をきくことに対して苦痛だと感じたことが(自分の好きなものや大切なひとをごとを攻撃する内容出ない限りは)ほとんど全然ない。

これはずっと小説を書き続けてきた中で、自分とは違う経験について聞きたい、自分とは違う価値観について知りたいという欲が常にあったからかもしれない。あるいは高校時代あたりから、ひとの話を聞いたら喜ばれたという経験が結構多くあるせいかも。いずれにしても自分は、ひとの話を聞くことが好きなのだと思う。

友人とは、帰国した時にまた会おうとも話した。

「辺川があなたのお話を聞いて小説を書きますよ」という活動をしています。お申込み・お問い合わせは上記バナーより。些細なことでも気軽にお尋ねください。
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