ゼロ歳記21.お留守番記

 お盆明けの夕方。仕事終わりの母が家にきてくれたので一時間だけ娘を預けて妻とふたりでカフェに行った。

 娘を連れてカフェに行くのには慣れてきたのだけど妻とふたりきりでというのは出産後はじめて。ベビーカーを押しながらの外出とは違って狭い道や階段も通れる。三人で出掛けるときよりも妻との距離がわずかに近くて時々手も繋ぐ。娘が生まれる前の散歩はこういう感じだったなと思い出しながらカフェへの道を歩いた。

 母は以前妻に「赤ちゃんのこと考えない時間が必要だよ」と言っていた。たぶん正しい言葉なのだろう。

 それでもやっぱり娘が傍にいない状況はそわそわする。かなり小刻みに母に連絡して「娘ちゃん大丈夫?」と確認してしまう。三人家族になったんだなと改めて実感する機会にもなった。

 帰宅して元気そうな娘の顔を見ると安心する。母(娘にとっては祖母)と過ごした時間も楽しかった様子。お留守番お疲れさま。パパとママにふたりの時間をくれてありがとうね。

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