ゼロ歳記44.魔性のリモコン

――(2021年12月31日)ずいぶん間があいてしまった。振り返りながらしっかり家族のことを記録していこう。最近のものと交互に書いていって、あとで見返したときに時系列順にならぶようこの記事自体の日付は少しいじっておく。

2021年1月第5週。「いつのまにか娘は妻のお腹の中にいた期間よりも外に出てからの期間のほうが長くなっていた」ということに気づいた。その娘は少し前から立ち上がるようになり早くも歩きだそうな気配さえ纏っている。できることなら第一歩目を動画に残したいと思う僕らは娘が立ち上がるたびにカメラを起動させることとなった。

この時期の娘は「リモコンはテレビを操作する道具」だということまで理解していた様子。リモコンそのものに対しても強い興味を示すし、僕がリモコンを手にするとテレビの方に視線を向けていた。「赤ちゃんがリモコンやスマホで遊びたがる」という現象に対して、世の中には「リモコンやスマホを模した玩具」がけっこう多彩に売られているのだけど、どういうわけだか娘は本物のリモコンとかスマホにばかり惹かれていて手に触れようとする。

何かのきっかけで「男性の育児参加」について考えたのもこの時期。このテのテーマは「育児の負担を夫婦で分け合おうね」みたいな切り口で語られることが多いのだが、自分は実際、娘が生まれた直後からずっと一緒に過ごしてみて、もちろんすごく大変ではあったのだけど、それよりも「楽しい」「可愛い」「貴重な新生児期を一緒に過ごせて嬉しい」みたいな気持ちのがずっと大きかった。「楽しいから一緒にやろうよ」的切り口でもっと語られても良いものだと思う。

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