辺川 銀

ねこぺん家族

特別編23.ふたりだけで親になれるわけではないので

妻が実際に物件を目にするのは本当に引っ越す直前だったのだけれど、「想像以上」と気に入ってくれたので良かった。
掌編小説

されど私がいちばん美しい

「弄れば気持ち良くなれる部位が自分の身体にあると気づいたのは小学生の頃」と彼女が私に話したのは知り合ってから間もない時期だった。
ぺんかわ日記

2020年にやりたいこと100個

改めましてあけましておめでとうございます。辺川です。昨年に引き続き2020年にやりたいことを100個挙げました。「目標」とか「やるべきこと」「やらなきゃいけないこと」ではなく、あくまで今次点での「やりたいこと」というところがポイントです。年[全文を読む]
ぺんかわ日記

【振り返り】2019年にやりたいこと100個

昨年の初めにやった「2019年にやりたいこと100個」の振り返り。「目標」とか「やらなきゃいけないこと」ではなく「やりたいこと」だったというところがポイント。
掌編小説

たとえ檻の中の幸福でも

人間による被造物として誕生し最初はただの道具だったボクらですが、現在は人間と対等な権利が保証されています。
ねこぺん家族

特別編22.自分たちにとってだけ価値のあるものを増やしていく

秋の終わり。引っ越しの準備を着々と進めていく。
ねこぺん家族

特別編21.分からないことだらけの場所から始めるけど

どちらの性別であってもこの嬉しさが変わることはきっとなかったけど、あなたにまつわる大きな理解がひとつ増えたということが自体がすごく喜ばしかった。
ねこぺん家族

特別編20.あなたのふるさとを探した

妻のお腹は膨らみが少しづつ目立ち始めてくる。
ねこぺん家族

特別編19.ふたりで行くのはこれで一旦最後

妻の誕生日には毎年行っていたのだけど「出産前にもう一度行っておきたい」ということでこの時期に訪問。
ねこぺん家族

特別編18.あなたは電車の音が好き

妻が初めて胎動を感じた。
ねこぺん家族

特別編17.気が向いた時に教えてくれれば良いよ

安定期を迎えてから最初の健診を終えて特に問題も見当たらなかったので妊娠したことを徐々に周囲のひとたちにも話すようになった。
ねこぺん家族

特別編16.誰も簡単には生まれてきていない

妻はいわゆる安定期と呼ばれる時期に入り一時の体調不良もずいぶん落ち着いてきた。
ねこぺん家族

特別編15.赤ちゃんさま。パパです。お世話になっております

この時期にはもう赤ちゃんには外からの音が聞こえていたのだという。
ぺんかわ日記

ただいま、そしてさようなら

先週まで住んでいた東京の住居を訪ねて鍵を返してきた。家財道具をぜんぶ運び出し空っぽになった部屋の玄関を一週間ぶりに開けて「ただいま」と口に出した。
ぺんかわ日記

東京に出てちょうど10年経った

10年前の2009年12月に埼玉の実家を離れて東京でひとり暮らしを始めた。