辺川 銀

掌編小説

金魚鉢の中へ

ああ替えが効かない相手が増えるほど一生は不自由になっていくというのに私が居ないとご飯も食べられないアンタたちはなんて不自由なんだろう!
天国を探して

天国を探して-第6話

この人はかつて私にとって自慢の父親だったが病気を発症してからは私のことを違う女の名前で呼ぶようになった。その女が父にとってどういう存在なのかは知らない。
ねこぺん家族

10月15日:カープ初優勝から43年

あと僕と妻の結婚記念日。
天国を探して

天国を探して-第5話

今年の四月に入社したアサクラは嫌なやつだった。口数が少なく表情にも乏しく可愛げがなかった。挨拶が出来ず飲み会には出席せず先輩に対する礼儀というものがなっちゃあいなかった。けれど呆れるほど仕事が出来る男だった。
天国を探して

天国を探して-第4話

先輩とはもう別れちゃったよとあたしが伝えると、彼女は左側の口角だけを上げて満足そうに笑い「あなたも遊ばれたのね。可哀想に」と言った。
ねこぺん家族

10月14日:おめでとう王女さま

イギリスのユージェニー王女が結婚した。
ねこぺん家族

10月13日:僕らに出来ること出来ないこと

10月13日。日帰りで妻の実家を訪ねてたり義祖母の家の庭でバーベキューをしたり田園地帯を散歩したりするなど。
ぺんかわ日記

【こんなことやってます】理髪師の穴

今年の2月ごろから「理髪師の穴」というものを細々とやっています。
天国を探して

天国を探して-第3話

アサは変わり者だった。テストの点はいつも良かったけど授業の最中には「この漢字はどうしてこういう形しているんですか」とか「水は燃えないのにアルコールが燃えるのは何故」とか、大人のいうところの「授業とは関係のない質問」ばかりをしていたので先生たちからは煙たがられていた。
天国を探して

天国を探して-第2話

「素敵なものって何? 分からない。教えて欲しい」とアサクラくんは言った。わたしは彼の小さな頭を軽く撫でてから、あなたが良いなと思うものを持っていらっしゃいと伝えた。
ぺんかわ日記

【ご挨拶】新しいことはじめました

「あなたのショートショート」と題して、「あなたのお話を聞いて辺川が掌編小説を書きますよ」というやつを始めることにしました。さっそく何件かお問い合わせいただき、結構びっくりしてます。
天国を探して

天国を探して-第1話

アサクラさんのことを俺は嫌っていた。そして軽蔑していた。今年で二十四歳になるというのにこんなコンビニでフリーターをやっているような男だからだ。
掌編小説

だってあなたは不幸の方しか見ない

――母はよく言いました。『お父さんは私たちよりも恵まれないひとをいつも助けている。私たちは恵まれているから、少しぐらい寂しくても我慢しましょうね』
ねこぺん家族

9月28日:湖畔の街で会いましょう

明日(9/29)は妻が越谷レイクタウンのイベントに出展。今回もキャンドルの販売をやるそう。お近くの方はぜひ遊びに来てくださいませ(僕も一応居ます)。
ねこぺん家族

9月23日:ウィンクがド下手(+イベント出展情報)

最近また妻がウィンクの練習をしている。