掌編小説 あの日に望んだ美しさじゃなくても 虫人というのは虫の血が混じった人間のことだ。彼らは普段、普通のひととまったく同じ見た目をしているけど、満月の夜に青い花の匂いを嗅ぐと羽根や触覚が生え、巨大な虫の姿に変身するという。 2018.11.15 掌編小説
ねこぺん家族 11月13日:不思議の国のねこぺん 人間関係には「共通点で繋がるタイプ」と「相違点で繋がるタイプ」の2種類があって、双方にそれぞれやりやすい面とやりにくい面があるのだけど、自分と妻は完全に相違点で繋がったタイプなのだと思う。 2018.11.13 ねこぺん家族
ぺんかわ日記 フグを食べてみたくて 変な喩えだけどフグみたいなヒトがいっぱいいるわけですよ。僕はフグの毒を抜いて料理するとかできないんだけれど、だからといってフグが高級で美味しい魚だってことにかわりないわけで。 2018.11.13 ぺんかわ日記
ねこぺん家族 11月5日:寝言でふりかえる妻・2018年編 4回に渡って妻の寝言をまとめてきたけれど何も毎日あんな面白い寝言を言っているわけではなく普段はわりと穏やかに眠っている。なんだか笑っているような寝言のことが多いのでとても良いです。寝言がヤバイ頻度のはせいぜい2日に1日ぐらいのもの。 2018.11.05 ねこぺん家族
ねこぺん家族 11月4日:寝言でふりかえる妻・2017年編 人間ひとりというのは本当に奥深く結婚してから3年経つけど「いまだに妻のことよく分かんないな…」と思うことがあり、その最たる時が彼女の、常軌を逸した寝言を耳にしたときであります。 2018.11.04 ねこぺん家族
ねこぺん家族 11月2日:寝言でふりかえる妻・2016年編 今日もリビングで可愛らしいキャンドルを製作中の妻ですが突拍子もない猫ごということにも定評があります。まとめ第2弾。 2018.11.02 ねこぺん家族
ねこぺん家族 10月31日:寝言でふりかえる妻・2015年編 立てばビューティー座ればクール、カリスマ店員でありながらキャンドルアーティストの顔も持ちと隙のない妻ですが寝言が面白いことに定評が。 2018.10.31 ねこぺん家族
掌編小説 父のようにはなれない 子どもの頃からどこに行っても『あの人の娘だからきっと美人になるね』って必ず言われたのよ。そりゃ最初のうちは素直に、自分は将来美人になれるんだ楽しみだなって受け取っていたけど、十代にもなるとだんだん現実見えてきちゃうからさぁ。 2018.10.25 掌編小説
掌編小説 あの場所まであと半日 ねえそろそろ結婚するんでしょう? とわたしたちをよく知る友人たちにからかわれることもだんだん増えてきて、そういうことはもちろん、わたしの頭の中にも、おそらく彼の頭の中にもあった。 2018.10.21 掌編小説
天国を探して 天国を探して-最終話 コンビニの夜勤は午前六時に終わる。家に帰り着くとシャワーを浴びて煙草を一本吸う。あとは何もせずに昼過ぎまで眠る。アサクラは日々をそうやって過ごした。 2018.10.18 天国を探して
天国を探して 天国を探して-第7話 親戚の大人たちはことあるごとに兄と比較し「お兄ちゃんとは違って素直ね」とぼくのことを褒めた。だけどそうやって褒められるたびにぼくは悔しく思った。 2018.10.17 天国を探して