掌編小説 二度とあえなくても、またいつか 父は転勤が多いひとだった。僕は幸い行く先々で友だちを作ることに苦労しなかったが、それでも「自分はよそ者だ」という引け目は常に感じていた。 2019.08.11 掌編小説
掌編小説 自殺する本能 いざその時を迎えると僕の身体は思ったように機能しなかった。「はじめてなら上手くできないのは珍しいことじゃないよ」お姉さんはそう言ってもういちど僕の頭を撫でた。 2019.08.09 掌編小説
ねこぺん家族 6月25日:あっ!ひとづまの猫川があらわれた! 妻は背が高くすらりとしてなかなか目立つので街を歩いている時などに「猫川さんですか」とか「辺川の奥さんですか」と声を掛けられることが稀にあるのだそう。 2019.06.25 ねこぺん家族