ねこぺん家族

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特別編17.気が向いた時に教えてくれれば良いよ

安定期を迎えてから最初の健診を終えて特に問題も見当たらなかったので妊娠したことを徐々に周囲のひとたちにも話すようになった。
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特別編16.誰も簡単には生まれてきていない

妻はいわゆる安定期と呼ばれる時期に入り一時の体調不良もずいぶん落ち着いてきた。
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特別編15.赤ちゃんさま。パパです。お世話になっております

この時期にはもう赤ちゃんには外からの音が聞こえていたのだという。
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特別編14.これからずっと止まない音のこと

身体は日に日に変化していくものの赤ちゃんの様子自体は妊婦健診に行った時でないと確認することができない。
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特別編13.無償の愛は抱けないだろう

僕自身の親について考えることも増えた。あれは「無償の愛」なんかではなかったのかもしれない。
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特別編12.歩幅を合わせて歩く

気を抜くとスマートフォンで「赤ちゃん・可愛い」などと検索している始末。
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特別編11.あらしのよるに

お互いの身内に妊娠のことを話した。
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特別編10.そこには猫がいた

残暑の季節。妊婦健診に同行させてもらった。
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特別編9.「なんでいつも家にいるの?」と疑問に思われたい

お金のことはどうしても考え直す必要があった。
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特別編8.自分が無力だからこそ

この時ばかりは男の無力さを感じた。
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特別編7.色々なひとに助けてもらうのだろう

手帳を受け取った後は区の職員の方と面談して行政から受けられるサポートやらその使い方やらについて話をしてもらった。
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特別編6.小さいけれど確かにそこにいる

夏をふたりきりで過ごすのはひとまずこれが最後ということになる。
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特別編5.変化の速さについていかなければ

具合が悪くなることはもちろん知識として知っていたのだけど。
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特別編4.いつかあなたが読んでくれますように

そのとき僕はあまり気の利いた返しをすることができなかった。「おお……!」とか「すごいねえ……!」なんて言うばかりで、おそらく間抜けな顔をしていただろうと思う。
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8月16日:フライドポテトに非ず

昨日は日帰りで栃木の実家に行った妻がお土産にいもフライを買ってきてくれた。