「 掌編小説 」一覧

この人生に意味などあるのだろうか

この人生に意味などあるのだろうか

彼のようになりたいと密かに憧れた。大人になった彼は僕のことなんて覚えていないだろう。

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ぼくたちの地図

ぼくたちの地図

あなたは毎年町にやって来た。あなたは町に来るたびに描きかけの地図の写しをぼくに一枚くれた。

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フクロウの話

フクロウの話

ウグイスが僕のために餌を獲りに出かけた。ウグイスは馬鹿な鳥なので僕のことをウグイスのヒナだと勘違いして僕を育てている。

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マカロニちゃん

マカロニちゃん

僕は自分の生まれた理由を知らない。掃除機やディスクのプレイヤーや自動車などと違って僕は自分が何をして生きれば良いのかさっぱり分からない。

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ゴールデンマン・サックス

ゴールデンマン・サックス

彼は少し間をおいてから、忘れられるのが怖いからさと、口元の髭を軽く触って笑った

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春はずっとずっと真夜中

春はずっとずっと真夜中

少女に見えていないのなら、花を咲かす意味などひとつもないような気がした。二度と花など咲かせるものかと思った。

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翼のある子ども

翼のある子ども

みんなが私に優しくしてくれるのは翼があるからだ。この翼が完全に消えてしまったら誰も私に見向きもしなくなる。

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生きているから逃げ続けなければいけない

生きているから逃げ続けなければいけない

こうして逃げ続けることに意味があるんだろうか。明日もどうせ寝不足で、お腹を空かせて逃げまどう時間が、待っているだけだ。

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サラリーマンvsエイリアン

サラリーマンvsエイリアン

死ぬために戦うのではない。生きるために戦うのだ。

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海兵服でやってきた

海兵服でやってきた

長く持っても秋までは保たないだろうと言われた。妹が助からないと分かってから、私はいちども見舞いに行けていない。

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流れ星のエステル

流れ星のエステル

私たち火星で暮らしている子どもは、みんな幼い頃に地球で親に捨てられ、連れてこられた子どもだ。

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理由があれば雨はいつでも降る

理由があれば雨はいつでも降る

彼女の足の不自由さというのは、彼女を気遣いたい人達にとっての、とても分かりやすい理由だ。そんな彼女に対して、私は羨ましさを感じる。

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海と翠

海と翠

ある日突然あの子の名字が変わった。朝、出席を取る際、担任が聞きなれない名字を口にし、あの子が返事をした。

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