掌編小説 ウサギ怪人の話 怪人に助けを求められても大抵は罠だから相手したらいけないっていうのが社会の常識だった。なのに私はウサギ怪人の小さな身体を背負って家へ運んでいた。 2012.03.17 掌編小説
掌編小説 笑う雨の日の虫けら あいつはハエだからいじめられている。ハエは一見普通の人間と区別がつかない見かけをしているが、背中に一対の羽根をもっており、そこだけ違っている。 2012.02.24 掌編小説
掌編小説 そのためだったらあたしは何でもする これが終わったらまたアイツに電話を掛けるつもりだ。そのことを楽しみに思い浮かべながら知らないどうでもいい男の身体に抱かれた。 2012.01.31 掌編小説