「 辺川 銀 」一覧

フクロウと仲良くなる方法

フクロウと仲良くなる方法

恋人とはもう三ヶ月ぐらい顔を合わせていない。最後にメッセージのやり取りをしたのだって一週間は前だ。「それって付き合ってるっていう?」と知人は顔をしかめた。

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娘が死にたいと言った日

娘が死にたいと言った日

わたしの娘は良い子だ。美しくて賢く、笑顔が眩しくて、そして何より心が優しい子だ。その娘が、死にたいと言った。

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わたしを飲みこむ理想郷

わたしを飲みこむ理想郷

高校生の頃。金魚鉢で神さまを育てるのが流行った。育て方はとても簡単だ。金魚鉢の中に、ホームセンターなどで売られていた「神さまの種」を入れて、あとは毎日ほんの数滴ずつ、自分の血液を垂らしてやるだけだ。

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12月7日:今年の漢字

12月7日:今年の漢字

12月なので「今年の漢字」を、自己評価とパートナー視点で、それぞれひとつずつ挙げてみよう、というのをやった。

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恋するスーパーヒーロー

恋するスーパーヒーロー

ボクは正義の味方だ。そして恋をしている。好きな人に嫌われたり、拒否されたり、不審がられることが、ビルを蹴散らす大怪獣よりずっと怖いのだ。

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あなたの眼だけが写す価値

あなたの眼だけが写す価値

あらゆる被写体を無価値に見せることが彼の作品の大きな特徴だった。燦然と輝く百万ドルの夜景も腐った犬小屋も、サンゴ礁の海も工場排水で汚れたドブ川も、何十億人に救いを届ける神様の彫像もこのちっぽけなおれも、彼が撮る作品の中では平等に無価値だった。

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12月2日:ぼくは勉強ができない

12月2日:ぼくは勉強ができない

妻は「できないこと」を練習して「できるように」するのがとても得意なのだなといつも思う。

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機械の星の096

機械の星の096

機械たちはお互いのことを番号で呼び合います。この番号は個体ごとの性能の高さを示すものでもあります。例えばそこの096という機械は、095という機械よりも少し優れており、097という機械よりは僅かに劣っています。

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11月29日:まだあなたを知らない

11月29日:まだあなたを知らない

ヒトはどうして自分のことを理解されたがるんだろうか?と考えることがあった。

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教えて。教えて。魚

教えて。教えて。魚

私の気持ちを知ろうともしないで、病気だなんて勝手に結論づけて、薬を飲めだなんて、あまりに酷いじゃないか。

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11月22日:いい夫婦の日だって

11月22日:いい夫婦の日だって

Twitterを見ていたら「今日はいい夫婦の日」だということを思い出したのでちょっと良いケーキとお酒を買った。

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11月18日:冬毛になるいきものたち

11月18日:冬毛になるいきものたち

うちの近所には青い目をした可愛い野良猫がいて、僕はカフェラテと呼んでいるのだけど、ずいぶん懐いてくれているので仕事の合間や疲れたときにフラっと会いにいくとたくさん遊んでくれる。

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ケモノと青い月

ケモノと青い月

恋人の家から帰るまでのあいだ、わたしはずっとニコニコ、笑っていられたと思う。わたしがニコニコ笑っていることができれば、恋人は喜ぶ。わたしは恋人が好きで、彼に喜んで欲しいと思うから、一緒にいる時はいつもそうしている。

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あの日に望んだ美しさじゃなくても

あの日に望んだ美しさじゃなくても

虫人というのは虫の血が混じった人間のことだ。彼らは普段、普通のひととまったく同じ見た目をしているけど、満月の夜に青い花の匂いを嗅ぐと羽根や触覚が生え、巨大な虫の姿に変身するという。

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11月13日:不思議の国のねこぺん

11月13日:不思議の国のねこぺん

人間関係には「共通点で繋がるタイプ」と「相違点で繋がるタイプ」の2種類があって、双方にそれぞれやりやすい面とやりにくい面があるのだけど、自分と妻は完全に相違点で繋がったタイプなのだと思う。

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