ねこぺん家族

ゼロ歳記46.赤ちゃん時代もあとわずか

2021年2月第2週。歩けるようになった娘はすすめる距離をどんどん伸ばしていく
ねこぺん家族

ゼロ歳記45.いちごの匂いのベビー

2021年2月第1週。ついに娘が歩きだした。立つようになってから2週間ほどで1歩目が出た。
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ゼロ歳記44.魔性のリモコン

2021年1月第5週。「いつのまにか娘は妻のお腹の中にいた期間よりも外に出てからの期間のほうが長くなっていた」ということに気づいた。
ねこぺん家族

ゼロ歳記43.ベビー立つ

一月中旬。娘が立った。僕と妻が夕飯を食べていたとき、ベビーサークルにつかまり立ちしながらテレビを見ているなあと思ったら、いつの間にか手を離して自分の足だけで数秒立っていた。一度出来てからはコツを掴んだのか頻繁に立つようになる。なんなら今にも[全文を読む]
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ゼロ歳記42.クレイジーブレッド

一月中旬。哺乳瓶を咥えさせるたびに「ミルクを卒業する時期が近いかもしれない」と思うようになった。
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ゼロ歳記41.みんな誰かの子

一月初旬。妻は例年通りテレビで箱根駅伝を眺める。
ねこぺん家族

ゼロ歳記40.AKE-OME

二〇二一年一月初旬。年が明けた。依然として娘の生活リズムは家族のなかでいちばん規則正しい。
掌編小説

だからずうっとふたりで暮らすと思う

ママは泣き虫だった。わたしが万引をして捕まったときも、不登校になって担任が家に尋ねてきたときも、ママはいつだって「私が悪いんです」といってわたしの顔を見ることなく泣いた。
ねこぺん家族

ゼロ歳記39.メリークリスマス

十二月下旬。三人家族になって初めてのクリスマス。
ねこぺん家族

ゼロ歳記38.ワインと断乳

十二月中旬。娘は母乳を卒業。僕と妻は妊娠が分かった時からやめていたお酒を十七ヶ月ぶりに飲んだ。
掌編小説

車輪よ空へ、翼よ町へ

どうしてこんなつまらない田舎に生まれちゃったかなあ。どうしてあんな両親のもとに生まれちゃったかなあ。そんなふうに思ったことは一度や二度じゃない。
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ゼロ歳記37.開店直後のモーニング

十二月初旬。娘は手を床につかずに座れるようになった。座ったまま両手でものを持てるようになった。
ねこぺん家族

ゼロ歳記36.アイアムカワイイ

十二月になり娘は生後八ヶ月を迎えた。この時期の赤ちゃんは大人の話す言葉の意味をある程度理解しているそう。
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ゼロ歳記35.10年前のあなたとわたし

「十年前の自分に『十年後には結婚していて子どもも居るよ』って言ったら信じると思う?」と妻から質問された。
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ゼロ歳記34.あなたに何をあげられるだろう

十一月中旬のある朝。起きた娘をベビーベッドから降ろすとハイハイできるようになっていた。